SINGLES 2000-2003

鬼束ちひろ( Chihiro Onitsuka ) SINGLES 2000-2003歌詞
1.シャイン(album version)

作詞:Chihiro Onitsuka
作曲:Chihiro Onitsuka

恐れのない空気
私は幼く
曇った気持ちを葬ったわ

干からびた笑顔
細い両腕は
何度でも毒にまみれながら

It pressed me
It pressed me (それは私を抑圧し)
It blamed me (責めたわ)
again and again (何度も何度も)
椅子を蹴り倒し
席を立てる日を日を日を日を日を
願ってた

痛みを清める
鮮やかな花吹雪
忘却の空は晴れない

※It pressed me
It pressed me
It blamed me
again and again
椅子を蹴り倒し
席を立てる日を日を日を日を※

It pressed me
It pressed me (それは私を抑圧し)
It crushed me (ぶちのめしたわ)
again and again (何度も何度も)
ボロボロになって
起き上がれる日を日を日を日を日を

犠牲など慣れているわ
抵抗などできなかった
血を流す心に気づかないように生きればいい

(※くり返し)

It pressed me
It pressed me
It crushed me
again and again
ボロボロになって
起き上がれる日を日を日を日を日を


2.月光

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

I am GOD'S CHILD (私は神の子供)
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
(こんな場所でどうやって生きろと言うの?)
こんなもののために生まれたんじゃない

突風に埋もれる足取り
倒れそうになるのを
この鎖が 許さない

心を開け渡したままで
貴方の感覚だけが散らばって
私はまだ上手に 片付けられずに

I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

「理由」をもっと喋り続けて
私が眠れるまで

効かない薬ばかり転がってるけど
ここに声も無いのに
一体何を信じれば?

I am GOD'S CHILD (私は神の子供)
哀しい音は背中に爪跡を付けて
I can't hang out this world
(この世界を掲げる事など出来ない)
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い

不愉快に冷たい壁とか
次はどれに弱さを許す?

最後(おわり)になど手を伸ばさないで
貴方なら救い出して

私を 静寂から

時間は痛みを 加速させて行く

I am GOD'S CHILD
この腐敗した世界に堕とされた
How do I live on such a field?
こんなもののために生まれたんじゃない

I am GOD'S CHILD
哀しい音は背中に爪跡を付けて
I can't hang out this world
こんな思いじゃ
どこにも居場所なんて無い

How do I live on such a field?


3.Cage

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

弱ってたこの身体から
零れ落ちた刺が
足元を飾り
立ちすくんだまま
映った鏡の
いくつものヒビに文句も言えずに

私は何処に
引きずられてゆくの?

誰か言って
激しく揺さぶって
「もう失うものなど無い」と
1人にしないで
どうか夜が明けるなら
私を現実ごと連れ去って
下さい

温かく愛おしい声も
増えてく擦り傷にさえ
敵わなくなって
だらだらと残した
わずかな奇跡を
何度も振り返り確認したり

私はどうして
夢をみないんだろう?

誰か言って
上手く信じさせて
「全ては狂っているんだから」と
1人にしないで
神様 貴方がいるなら
私を遠くへ逃がして
下さい

Somebody,oh tell me
Defend me from entirely
Somebody, oh tell me
Baby,shout to me

誰か言って
激しく揺さぶって
「もう失うものなど無い」と
1人にしないで
どうか夜が明けるなら

どうか夜が明けるなら

誰か言って
上手く信じさせて
「全ては狂っているんだから」と
1人にしないで
神様 貴方がいるなら
私を遠くへ逃がして
下さい


4.眩暈

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

何かに怯えてた夜を 思い出すのが非道く怖い
ねぇ私は上手に笑えてる?

今は貴方のひざにもたれ 悪魔が来ない事を祈ってる
ねぇ「大丈夫だ」って言って

嘘みたいに私を 強く強く信じているから

貴方の腕が声が背中がここに在って 私の乾いた地面を雨が打つ
逃げる事など出来ない 貴方は何処までも追って来るって
泣きたい位に分かるから 分かるから

残酷に続いてくこの路で 例えば私が宝石になったら
その手で炎の中に投げて

邪魔なモノはすぐにでも消えてしまうの ガラクタで居させて

貴方の腕が声が背中がここに在って 私の鈍った本音を掻き乱す
気付きたくなんて無い 自分を振り切る自分を
何処まで走らせていればいい?

貴方に聞かせられるような 綺麗な言葉が見当たらない
卑屈になって叫ぶ私を 縛りつける前に 優しくなんかしないで

貴方の腕が声が背中がここに在って 私の乾いた地面を雨が打つ
逃げる事など出来ない 貴方は何処までも追って来るって
泣きたい位に分かるから

貴方の腕が 声が背中が ここに在って
貴方の腕が 声が背中が ここに在って


5.edge

作詞:Chihiro Onitsuka
作曲:Chihiro Onitsuka

もしも貴方を 憎むことが出来るなら
こんな浅い海で 溺れる自分に気付くけど
きっと私は夢中で呼吸をして

※行かないで この想いが痛むのは
私がまだ崩れ落ちずにここに生きてるから
消えないで こんなに胸を荒らして
貴方なしじゃ 全て終れば いいのに※

片付いた部屋が 私を一人にさせる
そして震えてるの 自分など要らなくなると
貴方なら何て言って抱いてくれる?

行かないで 何もかもが重いのは
私がまだ幻みたいにここに生きてるから 消えないで

心を殴り倒して 何が分かると言うの?
どうやって楽になればいい?

(※くり返し)


6.infection

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

「何とか上手く答えなくちゃ」
そしてこの舌に雑草が増えて行く

鼓動を横切る影が
また誰かの仮面を剥ぎ取ってしまう

In the night
I sit down as if I'm dead

※爆破して飛び散った
心の破片が
そこら中できらきら光っているけど
いつの間に私は
こんなに弱くなったのだろう※

足が竦んでしまう事も
気にならない振りをして居るの

私の愚かな病は
だんだんひどくなっていくばかり

In the night
I realize this infection

(※くり返し)

あらゆる小さな熱に
怯えはじめている私に
勝ち目など無いのに
目を覚まさなくちゃ

爆破して飛び散った
心の破片が
そこら中できらきら光っているけど
いつの間に私は
こんなに弱くなったの

爆破して飛び散った心の破片が
破片が 破片が そこら中で

いつの間に私は
こんなに弱くなったのだろう


7.LITTLE BEAT RIFLE

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

ただ貴方が出来ること
かろうじて愛せること
信じること
きつく抱いてやれること

涙で生まれた魔物は
苦痛の霧を晴らせた?
私は大きくなって
剣や弓の在り処も分かるけれど

汚す必要も無い
そうは見えなくても綺麗な光
貴方はすぐに 自分を解(ほど)ける

※Because
God is watching you
God is holding your grief
God is watching all shadow
研がらないその爪に
さぁ願いを懸けて※

形が無くて頷けない貴方を
私はちゃんと濁せない
砂の味など覚えない様に
その画像が乱れない様に

汚す必要も無い
本当は失くすモノだって1つも無い
貴方はそこで 全てを解ける

(※くり返し×3)

ただ貴方が出来ること
かろうじて愛せること
信じること
きつく抱いてやれること
God is watching you


grief
shadow


8.流星群

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

言葉にならない夜は 貴方が上手に伝えて
絡み付いた 生温いだけの蔦を 幻想(まぼろし)だと伝えて

心を与えて 貴方の手作りでいい
泣く場所が在るのなら 星など見えなくていい

呼ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけ
こんなにも醜い私を こんなにも証明するだけ でも必要として

貴方が触れない私なら 無いのと同じだから

曖昧なだけの日々も 何処まで私を孤独(ひとり)に
褪せる時は これ以上望むものなど 無い位に繋いで

想いを称えて 微かな振動でさえ
私には目の前で 溢れるものへと響く

奇跡など一瞬で この肌を見捨てるだけ
こんなにも無力な私を こんなにも覚えて行くだけ でも必要として

貴方に触れない私なら 無いのと同じだから

数えきれない意味を遮っているけれど
美しいかどうかも分からない この場所で 今でも

呼ぶ声はいつだって 悲しみに変わるだけ
こんなにも醜い私を こんなにも証明するだけ でも必要として

貴方が触れない私なら 無いのと同じだから


9.Sign

作詞:Chihiro Onitsuka
作曲:Chihiro Onitsuka

冷静さを売り飛ばして 泡になった僕を
世界は笑ってくれるだろう
そんな荷物だけで何処に?
「何処へでも」そしてただ 君の事を考えているよ

保証も無い点滅に期待したり
理由(わけ)より大切なものを知ってるから

※今夜君の部屋の窓に 星屑を降らせて音を立てるよ
言えない 何も聞かないで 笑って欲しい
喜びよりも悲しみよりも ただ君の事を考えているよ
今夜 君のもとへ※

こんな時にストーリーは展開を急がない
ならば少し待ち切れないでいよう

想いに仕掛けたわなを全部外して
刻もう どんな意味だって構わないと

どうか高鳴るこの胸を 煌めく夜汽車に乗せて伝えたい
示して 微かな合図で近付いて行く
いつだって泣きたくなる程に ただ君の事を考えているよ
それ以上 何も無いよ

覚えたばかりの感情でも
難しくしないように歩き出せる

(※くり返し)


10.Beautiful Fighter

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

Dr.Sick 私の目が覚めないようにと
そんな治療もバナナの薬も もう十分

Mr.Tech 「頑丈な義足を君に」と
でもそれじゃ速く走れないの 褒めてよ 利口な口唇を

Beautiful Fighter Grateful Slider
ここが世界の中心だと
Beautiful Fighter Wonderful Danger
右手を上げて 私に示して Beautiful Fighter

Sister.Low 無差別に等しいまねより
意味深な教えを体で悟って 少しニヒルに

Come and Go やがては通り過ぎて行くもの
覚悟できてる それならせめて 華やぐネオンの装飾を

Beautiful Fighter Pessimistic Dreamer
何が素敵な法則かを
Beautiful Fighter Working it harder
力を抜いて 自分に示して
Beautiful Fighter

楽になる事にとても興味は無いと
やめないでエンターテイナー もう少し

Beautiful Fighter Grateful Slider
ここが世界の中心だと
Beautiful Fighter Wonderful Danger
右手を上げて 私に示して

We're just fighters
We're just strange flowers
Makes one seriously,makes one dirty
It's just a fighter Graceful answer
Now close this door, and open next door
Beautiful Fighter


Fighter


11.いい日旅立ち・西へ

作詞:谷村新司
作曲:谷村新司

遥かなしまなみ 錆色の凪の海
セピアの雲は流れて どこへ行く
影絵のきつねを追いかけたあの頃の
夢を今もふところに 西へ行く

ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち ふたたびの風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに

蛍の光は 遠い日の送り火か
小さく見える景色は 陽炎か
出逢いも別れも夕暮れにあずけたら
自分の影を捜しに 西へ行く

ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 朝焼けの風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに

ああ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 憧憬(あこがれ)は風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに


12.私とワルツを

作詞:鬼束ちひろ
作曲:鬼束ちひろ

時計は動くのをやめ
奇妙な晩餐は静かに続く
何かを脱がすように

もうそろそろ口を閉じて
分かり合えてるかどうかの答えは
多分どこにも無い
それなら身体を寄せ合うだけでも

優しいものは とても恐いから
泣いてしまう 貴方は優しいから
誰にも傷が付かないようにと
ひとりでなんて踊らないで
どうか私とワルツを

この冬が終わる頃には
凍った鳥達も溶けずに落ちる
不安で飛べないまま

あとどれだけ歩けるのだろう
きっと貴方は世界の果てへでも
行くと言うのだろう
全ての温度を振り払いながら

失う時が いつか来る事も
知っているの 貴方は悲しい程
それでもなぜ生きようとするの
何も信じられないくせに
そんな寂しい期待で

優しいものは とても恐いから
泣いてしまう 貴方は優しいから
誰にも傷が付かないようにと
ひとりでなんて踊らないで

不思議な炎に 焼かれているのなら

悲鳴を上げて 名前を呼んで
一度だけでも それが最後でも
誰にも傷が付かないようにと
ひとりでなんて踊らないで
そして私とワルツを

どうか私とワルツを


13.We can go

作詞:Chihiro Onitsuka
作曲:Chihiro Onitsuka

私は非道くもがいてたから
救いの声さえ聞こえなかったの
誰かの唇が動く度
この肌は色を変えて行く

吐き気に潰れて行く中で
柔らかな手の平に触れる
どうか完全なものたちが
そこら中に溢れないように

We can go to the place 私たちは行ける
Where we're forgiven 私たちが許される場所へ
耳を塞いでも
呼び続けるから
We can go to the place 私たちは行ける
Where we get freedom 私たちが自由になれる場所へ
羽根を失くしても
私は飛べるから

盲目の日々に呑まれながら
私を呼ぶ声が怖かった
どうか光り輝くものたちが
二人を侵してしまう前に

We can go to the place
Where we're forgiven
失くしたものを
探しに行くから
We can go to the place
Where we get freedom
肌が熱いのを
覚えておくから

We can go to the place
Where we're forgiven
耳を塞いでも 叫び続けるから
We can go to the place
Where we get freedom
羽根を失くしても
私は飛べるから


the place


14.Castle・imitation

(album version)
作詞:Chihiro Onitsuka
作曲:Chihiro Onitsuka

有害な正しさをその顔に塗るつもりなら私にも映らずに済む
燃え盛る祈りの家に残されたあの憂鬱を助けたりせずに済む

小さな腫瘍は脈を速め 荒々しい愛の指揮が私の旋律を辱める
焼け野原には 選択のカードが散らばる
それでも貴方の脳はケースの中に?

私の怒りを吸い上げるヴィーナス わずかな覚醒を看取る日々さえ
愛して 激しさで見失う正義のナーヴァス
生きて 生きて 生きて 生きて 生きて 生きて

完全な醜さで自分を越えて行けるのなら何度でも泥を纏おう
不完全な瞬きで綺麗なもの以外全てを消すのならこの眼を捨てよう

いつも通りの南風(かぜ)が勇気をさらい
乱れに棲み着く鼠達がこの肺を蝕んでく
鏡の中で 遠ざかる確信を追わずに
それでも貴方の脳はケースの中に?

私の焦りを吸い上げるヴィーナス
貴方が似合うと言ったこの抗(あらが)いの
ドレスを裂く程の答えと正義のナーヴァス
生きて 生きて 生きて 生きて 生きて 生きて

海を開けて 二度と振り向かないように
闇へ続く道でも 後ろなど振り向かないように

私の怒りを吸い上げるヴィーナス わずかな覚醒を看取る日々さえ
愛して 激しさで見失う正義のナーヴァス
生きて 生きて 生きて 生きて 生きて 生きて

私の焦りを吸い上げるヴィーナス
貴方が似合うと言ったこの抗(あらが)いの
ドレスを裂く程の答えと正義のナーヴァス
生きて 生きて 生きて 生きて 生きて


15.守ってあげたい

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

You don't have to worry, worry
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから

初めて 言葉を交した日の
その瞳を 忘れないで
いいかげんだった 私のこと
包むように 輝いてた

遠い夏 息をころし トンボを採った
もう一度あんな気持で
夢をつかまえてね
So, you don't have to worry, worry
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
'Cause I love you, 'Cause I love you.

このごろ沈んで 見えるけれど
こっちまで ブルーになる
会えないときにも あなたのこと
胸に抱いて 歩いている

日暮れまで土手にすわり レンゲを編んだ
もう一度 あんな気持で
夢を形にして
So, you don't have to worry, worry
守ってあげたい
他には何ひとつできなくてもいい
'Cause I love you, 'Cause I love you.

So, you don't have to worry, worry.
守ってあげたい
あなたを苦しめる全てのことから
'Cause I love you, 守ってあげたい


注意:歌詞はオリジナルを掲載しています。


worry,
you.